外観
JR中央線三鷹駅北口の武蔵野警察署の近くで、岡山県のご当地ラーメンである笠岡ラーメンを提供していた「くじら食堂bazar」。長らくシャッターが閉まっていたお店が遂に「鯨人(げいにん)」としてリニューアル。早速、気になったんで行ってみました。
入口横のドアにはメニュー表が掲示。ラーメンは黒・白・赤の3種類あるみたいです。
メニュー表の横にはこんな張り紙が。にんにく、そしてご飯がラーメンに合うようです。
お店は昼と夜の2部制。月曜が定休日で、日曜は夜の部がお休み。
もし行列ができている場合は、先に食券を購入するようにとのこと。
この日は平日のお昼時でしたが、12時前の早めの時間帯に来店したこともあり、行列はできていませんでした。
メニュー
店内に入ってすぐ左側に先程と同じメニュー表が設置。3種類あるラーメンの他に、ラーメン屋では非常に珍しい、自家製モツ煮を使用したモツ煮ごはんというのがあって非常に気になるところ。
メニュー表の上部には3種類のラーメンの特徴が書かれています。
黒は、「徳島県から取り寄せた、たまり醤油とゲンコツを、2日間じっくり煮込んだパンチのあるスープ、食べ応えのある逸品」
白は、「大分県から取り寄せた、甘口醤油と薄口醤油を豚骨スープと合わせ、自家製の焙煎にんにくをトッピングした唯一無二の商品」
赤は、「東京の江戸甘味噌と豚骨スープを合わせ、一味韓国唐辛子をたっぷり入れた刺激的な一杯」と記載されています。
後で知った情報ですが、こちらの黒ラーメンは徳島ラーメンと横浜家系ラーメンを掛け合わせたようなラーメンで、スープが徳島ラーメンの名店である王王軒(わんわんけん)のような味をしてるんだとか。徳島出身の筆者も若い時に王王軒のラーメンを食べたことがあるので、情報を知って少しテンション上がりました。徳島人としては是非食べてみたいところ。
メニュー表の隣には食券機が。3種類のラーメンは、普通のラーメンの他にネギ入り・チャーシュー入り・特製があります。ラーメンの他に、ご飯物・セットメニュー・トッピングなどもあり。アルコールはサッポロラガービール赤星、バイスサワーやコーン茶割りまであって、お酒にもこだわりがあるように感じました。
徳島県民の筆者は、徳島ラーメン風の黒ラーメンと、ラーメン屋では珍しいモツ煮ごはんが気になったので、その2つと生卵の食券を購入。
内観
食券機の後ろには醤油のボトルが沢山並べられていました。黒ラーメン用に、徳島県の池田にあるテンシン醤油という会社から取り寄せたたまり醤油みたいです。
食券横にはセルフスタイルの給水器が設置。
座席はカウンター席のみで、席数は9席。席の前が厨房のため、席から調理している様子を見ることができます。
カウンターの上には卓上調味料が並べられており、けっこう種類が豊富。替え玉は、現金100円で追加注文できるそうです。
プラスチックの容器には、左からスライスニンニク醤油漬け・豆板醤・すりおろしにんにくが入っています。この辺の調味料は家系っぽいですね。
その隣には替え玉用のラーメンタレ・七味唐辛子・ブラックペッパーもあり。
さらに、にんにくを丸々潰していただく、オススメのクラッシュにんにくのセットも。
実食
食券を渡してすぐに、単品のおススメ生卵(70円)がやってきました。
殻を割るとこんな感じ。濃いオレンジ色をした黄身と、黄色がかった白身の卵。見た目からして濃厚そうです。
卵の次はモツ煮ごはん(400円)と、特製の鯨人黒ラーメン(1380円)がやってきました。こう見ると凄いボリューム。そして茶色が強い…(笑)
まずは特製の鯨人黒ラーメンからいただきます。具材はチャーシュー・味玉・ネギ・海苔の4種類が入っています。
麺は中太ストレート麺。徳島ラーメンは割りと中細麺が多いので、麺はどちらかといえば家系寄り。コシがあって小麦の風味をしっかり感じる。
スープは茶色い豚骨醤油系。濃いめの醤油と臭みのある動物系のスープが合わさったガツンとしたパンチのあるスープ。豚骨臭があって少しドロっとしてるが、思ってたよりコッテリはし過ぎず、コクとまろやかさもあり。たしかに徳島の名店、王王軒のようなタイプのスープですね。
ネギを持ち上げると、下の方にネギとメンマがたっぷり隠れていました。
ネギは、下に行くほど白髪ネギになり、シャキシャキでネギのほのかな辛味を感じる。
メンマは細めでシャキシャキした食感がします。
大きめのチャーシューは4枚入っていて、脂がノリノリでとろけます。
味玉は、白身に味がしっかりしゅんでいて、黄身は濃厚でコクがあり。
お次はラーメン屋では珍しいモツ煮ごはんをいただきます。色々ラーメン屋に行っていますが、もつ煮を提供するラーメン屋はここが初めてです。
黒ラーメンに負けないほどの黒さのモツ煮。具材はもつ・こんにゃく・ゴボウ。しっかり煮込まれていて、やわらかくて濃いめの味がよくしゅんでる。この味の濃さ、ご飯に合う。ご飯はしっとりやわらかめの炊き加減。
卓上にあったスライスニンニク醤油漬けをINしてみました。ニンニクと醤油の味が濃く、これまたパンチが効いてご飯と絶妙に合う。
そういえば、ラーメンにはクラッシュにんにくが合うという張り紙があったのを思い出しました。ラーメンを半分ほど食べたところで、クラッシュにんにくを投入してみます。
忘れてはいけない、生卵もにんにくと一緒に投入。生卵を投入すると、より徳島ラーメン感が出てきました。
クラッシュにんにくを入れると、さらにパンチの効いた味になります。ですが、卵を入れると、卵のコクとまろやかが加わってマイルドな味わいに。
けっこう周りのお客さんが替え玉を注文していたので、筆者も釣られて替え玉(100円)を追加注文。店員さんに100円を渡すと、割とすぐに出てきました。
替え玉は博多ラーメンの様なストレート細麺でした。少し芯の残った硬めの茹で加減。コシがあって小麦の風味をしっかり感じる。
せっかくなんで、卓上にあった替え玉用のタレと黒コショウを入れてみました。醤油ベースのラーメンタレで、醤油の味が濃くて塩辛さもあり。ちょっとクセになりそうな塩辛さ。
なんだかんだでめっちゃ食べました(笑)さすがにおなかいっぱいです!
徳島ラーメンと横浜家系ラーメンを合わせたラーメンですが、どちらかというと徳島ラーメンの感じが強いように思いました。個人的に三鷹のラーメン屋は、出汁に力を入れた上品なラーメン屋が多いイメージでしたが、こちらはそれとは真逆なお店。徳島ラーメンのような、動物系で味の濃いコッテリ系のラーメンが食べたくなったらオススメです。久々に地元、徳島ラーメン系の美味しいラーメンが食べられて満足です♪
食べ終わって店を出ると、店の前に行列ができていました。12時過ぎから混みだし、12:30頃には御覧の様子。早めに来て正解でした。
まとめ
JR中央線三鷹駅北口のラーメン屋、「くじら食堂bazar」が「鯨人(げいにん)」にリニューアル。
ラーメンは黒・白・赤の3種類。黒は、徳島県から取り寄せたたまり醤油とゲンコツをじっくり煮込んだパンチのあるスープの徳島ラーメン。白は、大分県から取り寄せた醤油を豚骨スープと合わせて焙煎にんにくをトッピングした博多ラーメン。赤は、江戸甘味噌と豚骨スープを合わせて唐辛子をたっぷり入れた辛味噌ラーメン。
こちらの黒ラーメンは、徳島ラーメンと横浜家系ラーメンを掛け合わせたようなラーメンで、スープが徳島ラーメンの名店である王王軒(わんわんけん)のような味をしてるんだとか。徳島人としては是非食べてみたいので、特製の鯨人黒ラーメン(1380円)と生卵(70円)を注文。さらに、ラーメン屋では珍しいモツ煮を提供しているので、モツ煮ごはん(400円)も注文。
特製の鯨人黒ラーメンの具材はチャーシュー・味玉・ネギ・海苔の4種類。麺は家系寄りの中太ストレート麺。コシがあって小麦の風味をしっかり感じる。スープは茶色い豚骨醤油系。濃いめの醤油と臭みのある動物系のスープが合わさったガツンとしたパンチのあるスープ。思ってたよりコッテリはし過ぎず、コクとまろやかさもあり。
黒いモツ煮がたっぷりのったモツ煮ごはんは、具材がしっかり煮込まれていて、やわらかくて濃いめの味がよくしゅんでる。味が濃くて白ご飯に合う。
お好みでクラッシュにんにくを入れると、さらにパンチの効いた味になります。生卵を入れると、卵のコクとまろやかが加わってマイルドな味わいに。
替え玉は博多ラーメンの様なストレート細麺で、少し芯の残った硬めの茹で加減。お好みで醤油ベースで塩味が強いラーメンタレをかけて食べるのもアリ。
徳島ラーメンと横浜家系ラーメンを合わせたラーメンですが、徳島ラーメン感が強め。徳島ラーメンのような、動物系で味の濃いコッテリ系のラーメンが食べたくなったらオススメです。久々に地元、徳島ラーメン系の美味しいラーメンが食べられて満足♪
店舗情報・外部リンク
店舗情報
鯨人(げいにん)
TEL:0422-27-7300
住所:東京都武蔵野市西久保1-5-8 三鷹明穂マンション
アクセス:JR中央線 三鷹駅から徒歩5分
営業時間
【昼の部】11:00~15:00
【夜の部】18:00~21:00
定休日:月曜日・日曜日の夜の部
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