中野駅の北口界隈、早稲田通り沿いを通ると何やら珍しいのぼりが立っておりました。のぼりには「伝統会津ソースカツ丼の会」という文字が。
外観
のぼりの前には割りと最近できた新しめのお店、「まがりそーす」という福島県の会津若松の名物、ソースカツ丼のお店が。
店頭のメニューを見ると、ボリュームありそうなソースカツ丼や、福島の郷土料理や地酒も扱っている様子。
最近できて気になってたお店なので、今日はここでソースカツ丼ランチにしようと思います。
暖簾を潜ると2階へ続く階段が。
階段の途中で色んなサイン色紙を発見。有名人が来ているんですかね。
内観
階段を上って2階へ進むとお店があります。平日のランチ時なんで、そこそこ繁盛している様子。客層は20〜40代くらいのサラリーマン風の男性客が多かったですが、女性のお一人様や女性2人組など、女性客の姿も。
カウンター席は5席程度のキャパ。
カンター席の上の棚には日本酒の一升瓶がずらり。
なかなかの品揃え。全部福島の地酒なんだろうか。
奥へ進むと、畳張りの掘りごたつ式座敷席が2組、計8席あります。
ちなみに席に着くと店員さんから、「おしぼりとお茶はそれぞれ冷たいのと温かいのが選べます。」と言われました。どっちも対応してるとはなんて親切な。
畳の座敷席は、各席に低反発の座布団が設置され、掘りごたつの下には電気カーペット、さらにブランケットまで常備されています。なかなか女性客にとっては嬉しい気遣い。
カウンターやテーブルや椅子など、至る所に木材を使っていて、照明も間接照明がメイン。なかなか雰囲気が良い。
卓上調味料は左から梅干し・生姜・ゆず七味・特性カラシソース。
メニュー
まずはメインの会津伝統のそーすかつ丼メニュー。
そーすかつ丼はポピュラーな豚かつの他に、チキンやメンチなんかもあります。ご飯抜きのかつ皿や、色んなカツをいっぱい食べたい人向けに合盛りメニューなんかも。
とりあえず筆者はいつもの如く腹ペコなんで、かつ+ちきん+めんちの合盛り丼(1400円)に、更にご飯大盛り(100円)とキャベツ大盛りトッピング(無料)というワンパクメニューを注文!
さらにガッツリいきたい人は追加カツも可能だそうな。さすがに筆者はもう追加はしませんがw
一口メンチは一人一つまでとのこと。けっこう人気があるんですかね。
ドリンクメニューもちらり。ビールの中瓶が600円、サワーやハイボールが500円、ホッピーセットが600円と、ドリンクはやや割高な印象。
イカにんじんや馬刺しなど、福島の郷土料理もあります。
福島の日本酒も取り揃えているようですが、ランチタイムだからか日本酒メニューは置いておらず。
メニューと一緒に色んな物が混ざっていました。まずは福島県会津若松市の観光マップとソースカツ丼マップが。
かなり郷土愛を感じるお店ですね。
会津でカツ丼と言えばソース味のカツ丼が当たり前なんだそうな。意外にもその由来は解明できてないんだとか。意外や意外。
これはどうやら店主のことのようで、元芸人時代に会津若松に住み込みで巡業をしていて、白孔雀食堂のソースカツ丼に惚れ込んで修行をした後、今に至るらしい。凄い情熱の持ち主ですね。
カツ丼のソースはお店オリジナルらしい。豚肉は叩いて薄くし、脂身をカットしてカブりつきやすくしてるんだとか。蓋を皿がわりにしたり、ソースカツ丼に合う特性のカラシソースを用意してあったりとか、説明が詳細でわかりやすい。
お米は福島県会津若松産のコシヒカリ使用。かなりのこだわりっぷり。
実食
かつ+ちきん+めんちの合盛り丼(1400円)に、更にご飯大盛り(100円)とキャベツ大盛りトッピング(無料)がやってきました。
カツが多すぎるのか、蓋が閉まず上から半開きの状態で被せてある…(笑)
横から見るとこんな感じ。カツが多すぎ&デカすぎwwそりゃ蓋閉まらんわ!(笑)
蓋を開けるとこの光景!エグイくらいの量。インパクト凄すぎ…(笑)
そしてカツにかかっているソースがテリテリで黒光りして光沢感が凄い。
とりあえず1つ1つ見ていきましょう。
これが豚かつで、5切れにカットされています。
これがチキンカツ。大きいのが2つも。
こちらがメンチ。子供のゲンコツくらいのが1つ。
まずは豚かつから、ゆず七味をかけていただきます。
お肉がめちゃくちゃやわらかい。脂が上質で脂っこくなく、濃厚で甘めのソースが絡んで美味い。ゆず七味はほのかなゆずの香りがします。ほんのり後から辛味がやってきますが、辛さは控えめ。
特性のカラシソースをかけて食べてみます。
カラシの風味がほんのり鼻に抜けます。カラシほど辛くはなく、カラシとマスタードの中間のような控えめな辛さ。割りとサラッとしていてカツに絡みやすい。甘めのソースとカラシの組み合わせ、なかなかイケる。
豚かつの次はチキンを。とにかく1つがデカイ!お肉がやわらかくてジューシーだが脂っこくない。
メンチもパクリ。たぶんこれ、豚肉ではなくて鶏肉のメンチですね。鶏つくねっぽい感じがしました。思ったよりあっさりしてて、玉ねぎのシャキシャキ感と甘さを感る。
一通り食べ進めていって思いました。カツもさることながら、ご飯とキャベツの量がめっちゃ多い!
ご飯は上からソースがたっぷりとかかっていて、ソースと絡んで美味しい。キャベツはシャキシャキで軽くてふわふわ感もあり。
ピンク色のガリは甘さと生姜の風味がしっかりしています。甘めなお寿司屋さんのガリって感じです。小さめの梅干しは若干大きめのカリカリ梅です。
お吸い物。具材はワカメ、三つ葉、油揚げ。あっさりとしていて優しい味わい。味の濃いソースカツと相性抜群。
柿シナモン漬け。皮はシャキシャキ、中はしっとり。シナモンの香りが強く、柿のほのかな甘みがします。甘さ控えめで上品な一品です。
完食して満腹になりました!ご飯もキャベツもカツも凄い量でした。そして何より美味しい。初めて本格的なソースカツ丼を食べることができました。
お会計を済ませたら店主から「良かったらアメちゃんどうぞ〜。」って言われました。なかなか細やかなサービス。
まとめ
福島県会津若松名物のソースカツ丼が中野で食べられます。他にも福島の郷土料理や地酒なんかも取り揃えています。
店内には福島県会津若松市の観光マップやソースカツ丼マップがあったり、さらには使用しているお米は福島県産という福島愛に溢れたお店です。
アクセスはJR中央線中野駅の北口から徒歩6分ほど。客層は20〜40代くらいの男性客が多かったですが、お一人様の女性客の姿も。カウンター席は5席、畳張りの掘りごたつ式座敷席が2組あります。お一人様から中人数くらいは対応できそうです。
ソースカツ丼には豚かつ・チキン・メンチがあり、今回はかつ+ちきん+めんち全てをトッピングした合盛り丼のご飯大盛りと、キャベツ大盛りトッピング(無料)を注文。
蓋が閉まらないほどボリュームが凄い。お肉がやわらかく、脂が上質で脂っこくなく、濃厚で甘めのソースと絡んで美味い。特性カラシソースとの相性も抜群です。
美味しくてボリューム満点のお店でした。福島の地酒や郷土料理に興味がある人は行ってみる価値はあるかと思います。
店舗情報・外部リンク
店舗情報
まがりそーす
TEL:03-5942-7312
住所:東京都中野区中野5-50-6 総芸研ビル 2F
アクセス:JR中央線・東京メトロ東西線 中野駅から徒歩6分
営業時間
[ランチ]11:30~14:30 [ディナー]18:00~22:30
定休日:日曜日・月曜日
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