球場・駅レポート
2021年10月19日。この日は西武ライオンズのレジェンド投手、松坂大輔選手の引退試合。奇跡的にチケットをGETできた筆者は試合開始の2時間前に現地に到着。
ペナントレースも終わりかけで順位もほぼ決まってきた状態。ほぼ消化試合という試合で、しかも平日というのにも関わらず割と人が多くて驚きました。やはり松坂人気は健在。
球場入りする前に西武線の西武球場前駅に立ち寄ると何やら人だかりが。
普段は5番線であるホールが、この日限定で松坂選手の背番号18にちなんで18番線ホームに。
その18番線ホームに停車している電車の行先表示器には「#ありがとう松坂~THANK YOU」の文字が。西武鉄道もなかなか粋なことをする。
そして駅の改札入口には松坂大輔の記念カード付入場券が販売。西武鉄道、ちゃっかりしてるな…(笑)
記念入場券は1人2枚まで購入可能で1枚150円。たぶん松坂大輔引退記念グッズの中で一番安いのではないでしょうか。
待ち時間もわずか数分で購入できました。
さて、ではそろそろ球場入りしたいと思います。緊急事態宣言が解除になり、酒類の提供も再開した埼玉県ですが、メットライフドームは引き続き酒類の販売や持ち込みは禁止中。だが、荷物チェックはなくスルーの状態なので持ち込む人多そう。
メニュー・外観
今日の球場グルメですが、事前にリサーチして気になったのが「まけない飯」。
デッカイ海苔に巻いたおにぎりの様な食べ物で、ライオンズの選手達とコラボしています。
コラボ選手は山川選手、森友哉選手、松坂大輔選手、中村選手、平良選手。
松坂大輔選手とコラボしているまけない飯「松坂の旨辛チキン&チーズエッグ」、今日はこれで決まりでしょう!
非売品のオリジナル選手カードも入っています。
まけない飯は主に弁当類を販売している店舗「球弁(きゅうべん)」で販売しています。球場メインゲートを入ってすぐ右と、1塁側&3塁側内野席の裏に店舗があります。
だがしかし、松坂大輔のまけない飯が早々に売り切れ…。そりゃ売れるのはわかるけど、にしても早すぎないか?(泣)
松坂大輔選手とのコラボグルメはまけない飯だけなので、仕方なく他のグルメを見てみると目を惹かれる弁当が。
ライオンズ辻監督とのコラボ弁当、「辻発彦弁当」。しかも、和食料理人の神田川俊郎さん監修。
しかしこの弁当、お値段が2400円!
2000円台の弁当とか、叙々苑焼肉弁当並の高級弁当。西武さん、けっこう攻めるなぁ…(笑)
けど、今日がメットライフドームでの最後の観戦てこともあり、せっかくなので買ってみました!
神田川俊郎監修の辻発彦弁当(税込み2400円)。
何気に辻監督のポストカード付き。
実食
弁当の蓋を開けると、色鮮やかな食材達が。辻監督の出身地、佐賀県にちなんだご当地メニューや神田川俊郎が考案したオリジナルメニューなどを取り入れてるそうな。これはなかなか種類が多くて色んな味が楽しめそう♪
まずは弁当の左手側から食べ進めて行きます。
1番左上、奈良漬けなどの漬物エリア。
薄切りの奈良漬けは2切れ。ポリポリ食感でとても風味が良い。真ん中の大根は大根とにんじんの紅白なます的な物で、こちらもシャキシャキであっさりしています。その下にあるのは大根の醤油漬けでしょうか?胡麻の風味もあり、あっさりしています。
漬物の下、こちらは調べてみると「ふもと赤鶏のつくねの照り焼き」だそうな。
※「」内の料理はオフィシャルのメニュー名
軟骨が入っていてコリコリ食感。細かく刻んだ青じそが入っていて後味スッキリ。照りっとした醤油系のタレが絡んでいますが、味はあっさりめ。
上にほうれん草が乗ったこちらの料理。下には脂身のあるお肉の味噌漬けが。味噌はコクがあってけっこう濃厚。お肉はスジ肉の様な独特の食感があり。
真ん中の下段、左側は「野菜の炊き合わせ」。右側はポテトサラダ。
炊き合わせは凄くあっさりめ。タケノコは大きくて味がよくしゅんでいて(染み込んでいて)やわらかい。かぼちゃは滑らかな口当たりとやわらかさで、ほんのりとした素材の甘さを感じる。キヌサヤはやわらかくて筋が無くて食べやすい。ねじってある手綱こんにゃくは出汁の味とこんにゃくの風味を感じる。にんじんはスッキリとした甘さがあってやわらかい。里芋はねっとりしており、噛み応えあるが硬すぎず。椎茸は旨辛と風味が強く、噛むと出汁が口の中に広がる。
ポテトサラダはじゃがいもの他に細かく刻んだにんじんが。じゃがいもはいも感あり、コクのある洋風なソースが上からかかっています。
「銀鱈とサーモンの西京焼き」
銀鱈とサーモンは身はしっかりしているがやわらかく、味噌はコクがあってあっさりとした甘さを感じる。出汁巻き玉子は甘めの出汁がしっとり染みてやわらかい。薄切りのレンコンはシャキシャキ食感。杏子は甘味と風味が強い。
最後は鰻の蒲焼きを使用した「ひつまぶし風ご飯」と、紅生姜の添えてある肉丼。
鰻の蒲焼きが2切れと、その下にたっぷりの錦糸玉子が敷き詰められ、その下には鰻のタレがまんべんなくかかったタレご飯が。鰻はほど良く弾力のあるやわらかさ。安っぽい鰻によくある、臭みやゴムの様な食感はありません。錦糸玉子は味は薄めでやわらか食感。タレご飯はタレがあっさりめ。米の味がしっかり感じ、瑞々しくて美味しい。
肉飯の肉はやわらかくて美味しく、甘辛い出汁がしゅんでいる。紅生姜の辛味と錦糸玉子のマイルドさが合わさってなかなかイケる。やはりご飯がとても美味しい。
凄く凝っていて品数豊富でボリュームたっぷり。そして味はどれも良し。このクオリティ、高級弁当なだけはある。個人的には同じ価格帯でも叙々苑焼肉弁当より、こっちの方が好きです♪
試合観戦
弁当も食べ終わってお腹いっぱいになったところで本日のスタメン発表。
先発ピッチャーは松坂大輔。平成の怪物、懐かしい呼び名やなぁ。
この日限定、背番号18の松坂大輔が復活。
先頭バッターとの1打席だけの勝負。結果はフォアボール。これが彼の現役最後のピッチング。
試合終了後はグラウンドを一周し、笑顔でファンに挨拶。
グラウンド一周後、別れを告げるようにマウンドのプレートを触る。
最後は選手みんなで胴上げ。彼がいなければWBC連覇を達成できなかったかもしれない。長い間お疲れ様でした。
まとめ
球界を代表する名投手、松坂大輔選手の引退試合に行ってきました。
球場内の弁当店「球弁」で松坂大輔とコラボした球場グルメ、「まけない飯」の松坂大輔バージョンを買おうとするも早々に売り切れ。代わりに、和食料理人の神田川俊郎さんが監修した2400円もする高級弁当、「辻発彦弁当」を食しました(辻監督のポストカード付き)。
辻監督の出身地、佐賀県にちなんだご当地メニューや神田川俊郎が考案したオリジナルメニューなどを取り入れた弁当。
奈良漬や紅白なます、ふもと赤鶏のつくねの照り焼き、お肉の味噌漬け、野菜の炊き合わせ、ポテトサラダ、銀鱈とサーモンの西京焼き、出汁巻き玉子、ひつまぶし風ご飯、肉飯などなど、種類豊富でボリューム満点。さらに彩り鮮やかでどれも外れなく美味しい。
叙々苑焼肉弁当に匹敵するほどの値段だが、筆者的には辻発彦弁当の方が好きです。最近の球場のコラボ弁当もけっこう力入れてきてますね。
ちなみに試合は2-6で北海道日本ハムファイターズが勝ちました。
勝ち投手:(日ハム)生田目
負け投手:(西武)髙橋光成
本塁打:(西武)山川22号 (日ハム)野村6号、万波5号
同一球場ブログ
店舗情報・外部リンク
店舗情報
球弁(きゅうべん)
住所:埼玉県所沢市上山口2135 ベルーナドーム1塁側1-14、3塁側3-14・3-28
アクセス:西武鉄道、西武狭山線・西武山口線(レオライナー) 西武球場前駅から徒歩すぐ
定休日:不定休
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