外観・内観
中野ブロードウェイの地下は肉屋、八百屋、魚屋、惣菜屋などといった個人店の他に、大型スーパーの西友やDAISO、その他にもアパレル店や飲食店などの店が揃った買い物客で賑わいを見せるフロア。
そのブロードウェイの地下の一画、お昼時には行列ができる人気の讃岐うどん店「うどんや 大門」。平日お昼の11:30ですでに5人くらいの行列が。
座席はカウンター席が6席のみ。客層は子連れファミリー層やサラリーマンや若者など、幅広い感じです。
そしてこの日はちょうど日テレ系のニュース番組、news everyの撮影中。さすが人気店、テレビにも露出が増えるとさらに行列ができそう。
どうやらこちらの店主は讃岐うどんの本場の香川県で修行をしてたらしいのですが、その前はスタジオジブリのスタッフをやっておられたそうな。
なので壁にはスタジオジブリの宮崎駿監督や宮崎吾朗監督のサイン付きのイラストが。ちくわとうどんを食べるトトロ、カワイイですね♪
こちらにはスタジオジブリの代表取締役プロデューサー鈴木敏夫さんのサインが。
ジブリ好きにはたまらないうどん屋ですね。
メニュー
こちらがメニュー表。店外にもあるので待っている間に決めておけます。
うどんの量ですが、小は1玉200g・中は1.5玉300g・大は2玉450gとなっています。
うどんは冷たいのと温かいのとが選べます。
かけうどんは梅、天ぷら、おあげ、わかめなどのトッピングが自由自在。
こちらは肉うどんと豚ぶっかけうどん。
とても親切におすすめのトッピングを書いてくれています。
ぶっかけうどんと醤油うどんメニュー。
釜玉うどんと釜あげうどんメニュー。
この2つは温かいうどんのみとなっています。
天ぷらメニューとトッピングメニュー。
値段も手頃で種類もそこそこあります。
壁の黒板にも天ぷらメニューが。
限定っぽい季節の天ぷらなんかも。
どのうどんにしようか迷っている人はこちらを参考にしてもよし。
ちなみに腹ペコの筆者は温かい肉うどんの大(860円)に鳴門わかめトッピング(150円)、天ぷらはとり(150円)・半熟たまご(100円)・ちくわ(80円)を注文。
※価格は全て税込み
うどんにはお好みでしょうが・大根おろし・揚げ玉の3種類の薬味を入れることができます。しかもありがたいことに全て無料。もちろん筆者は全部入りにしました(笑)
卓上には七味唐辛子・すりゴマ・すだち果汁・醤油・塩があります。味変たくさんできそうですね。
実食
温かい肉うどん大(860円)に鳴門わかめトッピング(150円)、しょうが・大根おろし・揚げ玉入りがやってきました。
器を持つとけっこうな重さ。なかなかのボリューム。具材で麺が全く見えませんww
うどんですが、太めの讃岐うどんをよく食べている筆者としてはやや細めに感じました。讃岐うどん特有のコシはありますが、割とやわらかめだと思います。そしてモチモチとしていて、すするとツルツルと口の中に吸い込まれて行きます。
肉の方ですが、醤油ベースの甘めのタレでじっくり煮込んでいるのか、脂身のある牛肉は噛めば脂の旨味と甘いタレが口の中に広がります。玉ねぎもクタクタになるまでやわらかく煮込まれており、牛肉も玉ねぎもタレがよくしゅんで(染み込んで)います。
鳴門わかめはシャキシャキとして歯応えがあり、ほんのり磯の風味も感じられます。
肉もわかめも思ったよりけっこうな量が入っていてビックリです。
出汁ですが、いりこや鰹や昆布などの出汁がしっかり出ていて、麺をすすると鼻から出汁の風味を感じられます。透き通っていてあっさりとしていながらもコクがあってマイルドな味わい。肉のあるところは肉を煮込んだ甘いタレと合わさって甘めの味になっています。
関東と関西では水の質(硬水と軟水)が違うため、水質の違いが出汁に影響するみたいです。そのせいなのか、関東の讃岐うどん屋でうどんを食べると麺はしっかりしてるが、かけうどんの出汁がなんか本場とは違うと感じてしまう店が多かったのですが、こちらは出汁まで本格的だと感じました。※あくまで筆者個人の見解です。
薬味ですが、大根おろしは鬼おろしでおろしたような粗め仕様でシャキシャキとしています。天かすはカリッとしていますが、汁を吸ったところはドロっとしていて食感の違いがクセになります。しょうがも良い感じのアクセントになっています。
こちらは天ぷら。
左からとり(150円)・ちくわ(80円)・半熟たまご(100円)。
まずちくわですが、上から青海苔が振りかけられており、食べると青海苔の良い香りがします。外はサクサクで中はモチッとしています。
お好みでうどんに投入するのもアリです。
汁を吸うと天かす同様に衣がふやけてきて、これがまた美味しいんです。
半熟たまごの天ぷらは絶妙な揚げ加減、半熟加減で、噛むとトロトロの黄身が溢れ出てきます。
ほんのり塩味が利いていてそのままでも美味しいですが、こちらもお好みでうどんに投入するのもアリです。
最後はとり。鶏のもも肉を仕様しているのか、やわらかくてジューシーで噛むと鶏の脂が出てきます。衣はカリッとしています。黒コショウがほんのり利いていて、こちらもそのままで食べてもうどんにinして食べても美味しいです。
まとめ
元スタジオジブリのスタッフだった店主が、讃岐うどんの本場である香川県のうどん屋で修行を積んで中野ブロードウェイの地下にうどん屋をOPEN。店内にはスタジオジブリの宮崎駿監督や宮崎吾朗監督、鈴木敏夫プロデューサーなどのサイン付きのイラストが。
テレビにも取り上げられる人気店で、昼時には行列ができるほど。
席数はカウンター席が6席のみのため、少人数での利用を推奨します。客層は幅広いです
今回食べたのは肉うどんの鳴門わかめトッピングと天ぷら。
うどんは讃岐うどんでもやや細めでコシはあるがやわらかい。モチモチしててツルツル食べられます。出汁がよく出ていて、透き通ってあっさりとしていながらもコクがあってマイルドな味わいの汁が絶品。
肉うどんの牛肉は甘めのタレでよく煮込まれており、噛むと肉の脂と旨味、甘めのタレが口の中に広がります。鳴門わかめはシャキシャキとした歯応えで、磯の風味も感じられます。
天ぷらはどれも美味しく、揚げ加減が絶妙。そのまま食べるのもよし、うどんに入れて食べるのもよし。
東京ではなかなか貴重な、コスパに優れた本場さながらの本格的な絶品讃岐うどんでした。
店舗情報・外部リンク
店舗情報
うどん屋 大門
住所:東京都中野区中野5-52-15 中野ブロードウェイ B1F
アクセス:JR中央線・東京メトロ東西線 中野駅から徒歩5分
営業時間
11:00~18:00
定休日:水曜日
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