外観
ブログにアップするのは今回で3回目となった、JR中央線三鷹駅の北口にある居酒屋「牛若丸」。
本日はこちらで酒を飲みつつ、飯をカッ食らいたいと思います。
内観
L字型のカウンターで席数は10席ほど。2階席は座敷席で大人数での宴会も可能な仕様。
本日は常連のお客さん達で店内は和気あいあいとした雰囲気でした。
過去ブログではお伝えしてませんでしたが、壁には有名人の物と思わしきサイン色紙などがズラリ。ロックバンド、PERSONZのポスターには直筆サインが記載されています。
「ブラックジャックによろしく」や「海猿」の作者の佐藤秀峰さんのサインがイラスト付きで飾られています。
そしてこの牛若丸さん、かなり長くお店をやっておられ、去年で22周年を迎えられ、今年は23年目に突入。新陳代謝の激しい飲食店で20年オーバーはかなり凄い。
メニュー
今宵のメニューはこちら。毎日微妙にメニューは変わります。その中に気になるメニューを発見!
武蔵野市内産のじゃがいも・たまねぎ・人参を使用した肉じゃが(580円)。その下にサインの書かれた、雑誌の切り抜きの様な紙が貼られています。
店主に尋ねると、こちらは三鷹市出身の漫画家で「孤独のグルメ」の作者である、久住昌之さんのイラストと直筆サインなんだとか。以前、久住さんがこちらで肉じゃがを食べたらしく、イラストにはしっかり牛若丸さんの店舗外観が描かれています。これは是非食べてみなければ。
本による店舗紹介
店主から話を伺っていると、久住さんがお店を取材して本に掲載してくれたそうで、お店のことを載せている本や雑誌を持ってきてくれました。まずは久住さんの本、勝負の店。
本の中には、先程のサイン入りイラストの原本が。
今度は雑誌、おとなの週末。
こちらの雑誌に同様のイラスト付きでお店の記事が掲載されていました。
最後はなんと週刊女性。
店のカウンターで飲み食いする、満面の笑みの久住さんの写真が。
実食
それでは、久住さんも食べた武蔵野市内産のじゃがいも・たまねぎ・人参を使用した肉じゃが(580円)をいただきます。
具材は見た感じ、大きめのじゃがいもが丸々1個と、にんじん・玉ねぎ・豚肉がたっぷり入っています。
豚肉以外は全て地元の武蔵野市内で獲れた野菜を使用しており、じゃがいもにいたっては大きさや形が肉じゃがに適した物でないと使用しないんだとか。なので、肉じゃが用のじゃがいもが仕入れられなければ作らないとのこと。なかなかのこだわりです。
切ったりせず丸々1個、そのままの形をしたじゃがいも。煮崩れしておらず、なかなかの大きさです。
割ってみると御覧のとおり。中までしっかり味がしゅんで、やわらかくて口当たりなめらか。ほんのり芋の甘さを感じる。非常に上品な味。
豚肉と玉ねぎもしっかり味がしゅんでる。豚バラ肉はやや脂身控えめだが、脂身の所はしっかり脂がのっていて、そしてやわらかい。玉ねぎはしんなりクタクタになっていて、素材の甘味を感じる。
大きめの乱切りにカットしたにんじんは3個。こちらも同様にやわらかくて味がしゅんでおり、ほんのり甘味がある。
透き通るような透明度のある汁は、時間をかけて昆布と鰹で出汁を取った一番出汁を使用。まろやかでコクがあって優しい味わい。飲んだ後に出汁の風味が鼻に抜ける。美味しくて上品な味をした、かなり手の込んだ肉じゃがです。
次は揚げたての厚揚げ(450円)。ほぼ正方形の厚揚げで、大きさは縦と横共に10cm弱ほど。刻んだ白ネギと生姜が添えられています。
さすが揚げたて。箸を入れるとサクッと音がして簡単に割れる。厚さは約3cmといったところ。
外はサクッと芳ばしく、中はぷるぷるで豆腐の味が濃厚。なかなかの食べ応えですが、後味はスッキリ。すりおろした生姜は、ピリッとして辛味が強め。
その次は鶏肉と山芋の辛子醤油(490円)。山芋と鶏肉、真ん中には卵黄、その上から刻んだ海苔と青ネギがかかっています。
卵黄を崩し、しっかりかき混ぜていただきます。
山芋はシャキシャキで軽い食感。醤油の味が染み込んだ鶏肉は、弾力・脂・芳ばしさが程よい感じ。卵黄のコクとまろやかさもプラスされています。お好みで辛子を付けて食べると、辛さが良い感じのアクセントに。
〆はN・Jカレーライス(700円)。N・Jとはなんぞやと店主に聞いたところ、肉じゃが(NIKUJAGA)のN・Jなんだと(笑)その名の通り、先ほどの肉じゃがで使用した上品な出汁をカレーに使用しているんだそうな。見た目は昔ながらの家庭的なカレーライスといった感じ。
具材はにんじんと豚肉のみのシンプル仕様。ルーはコクがあってまろやかながらも、意外と後味がスパイシー。ドロッとしていてご飯とよく絡む。にんじんはやわらかくてほんのり甘く、豚肉は思ってたよりもいっぱい入っている。
非常に美味しくて食べやすいカレーで、あっという間にペロリと平らげてしまいました。
今宵の牛若丸さんでの料理の数々、相変わらずリーズナブルで美味しかった。特に久住さんが取り上げた、こだわりの肉じゃがが素晴らしい美味しさでした。正に何を食べても外れがないお店。
まとめ
JR中央線三鷹駅の北口にある、今年でオープンから23年になる居酒屋「牛若丸」へ。有名人のサインが沢山飾られ、孤独のグルメの作者の久住昌之さんも取材に訪れて本や雑誌にも掲載されたお店。
久住さんが実際に食べて本に掲載された、武蔵野市内産野菜を使用したこだわりの肉じゃがが特に絶品。昆布や鰹からじっくり出汁を取った一番出汁を使用し、まろやかでコクがあって優しくて上品な味わい。具材はしっかり味がしゅんでいるが煮崩れせず、素材の味もしっかり感じる手の込んだ逸品。
肉じゃがの出汁を使ったN・Jカレーライスも美味しくて食べやすく、厚揚げなどの料理もクオリティが高い。非常に美味しくてこだわりのある料理の数々が、どれもリーズナブルな値段で食べられるという素晴らしいお店。
同一店ブログ
店舗情報・外部リンク
店舗情報
牛若丸
TEL:0422-53-5771
住所:東京都武蔵野市中町2-15-8
アクセス:JR中央線 三鷹駅から徒歩9分
営業時間
【月~土】17:00~24:00
定休日:日曜日
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